妻にボーナスで松本楼のフランス料理をプレゼントした件|妻のプレゼントをめちゃくちゃ真剣に考えるサイト

妻にボーナスで松本楼のフランス料理をプレゼントした件

松本楼

日比谷松本楼というと、高級カレーやオムライス、ハンバーグなどの洋食を連想する方も少なくないと思います。

しかし、実は、レストランがある建物には2箇所レストランがあります。 1階は洋食レストラングリル＆ガーデンテラスで、 3階には、本格フランス料理を食べることができる「仏蘭西料理ボア・ド・ブローニュ」というレストランがあります。

このフランス料理の方を友達におすすめされたので、妻と一緒に行ってみようということになりました。

私たち夫婦は、「ボーナスが出たら美味しいものを食べに行く！なぜか夫のプレゼントで」という謎のルールがありまして、付き合った当初から続けているわけです。

これは結婚しても契約が続いており、ポツダム宣言無条件降伏なわけです。

軍事費を毎年アメリカに払い続けているのと同じ構造になっているような…そんな感覚です。

はい、話は戻しまして、てなわけで、老舗のレストラン松本楼の高級フレンチをボーナスが出たので妻にプレゼントしたわけですね。

日比谷公園の中にあるレストランということで知名度もかなり高く、やっぱり人気の老舗レストランでした。

私が行ったときは完全予約制でした。ちなみに、ディナーのフレンチフルコースを予約してました。

また、厳密ではありませんが、ドレスコードもあります。短パンやTシャツなどの軽装はNGで、場にふさわしい格好をしていく必要があります。

妻はしっかりと結婚式にでも行くかのような格好をしていましたが、私は、襟のある白いシャツと、チノパンに、焦げ茶の革靴のような少しカジュアル目の格好で行きましたね。

私たち夫婦が30歳になる前くらい訪れたのですが、こういう本格フレンチは初めてで、入店時はなんだかガチガチに緊張していた覚えがあります。

初めて会った男女のような、席について背筋がピンと伸びた状態で一言も話さない私たち夫婦…まずは飲み物でシャンパンを頼みまして、乾杯したわけですね。無言でね。

妻は緊張しすぎたのか、お酒あまり強くないくせに一気飲みしてしまいまして、数分後、「ちょっとトイレ…」といなくなったわけです。

で、10分くらいして全然返ってこないから、お店の人がトイレに探しに行ってくれのです。

しかし、妻がいない…と。レストラン騒然！神隠し？みたいな騒動になりまして、それから15分くらい延々店員さん含めて妻を探してくれたのです。

そしたら、ひょっこり妻が帰ってきて、「え？何？どうした？」みたいな顔でテーブルに座ってやがるわけです。

もうアンガールズで言ったら「お前のいないところで、大変なことが起こってたんだから～」って田中が言うくらい大騒動だったこともつゆ知らず、ちょこんと座ったわけです。

で、フロアーから総出で探してくれた店員さん達も元ってきて、「よかったー。」と。

何してたかというと、日比谷公園の公衆トイレまで行ってたとのこと…。

ちょうど、松本楼が改修工事をしていて、 3階のトイレが使えなかったのです。 1階にもトイレがあるのですが、妻は見つけられず、そのまま外までトイレ探しに行って、帰ってきてちょこんと座ったと。

正直、お客さんのトラブルに、ここまで本気で対応してくれた松本楼の店員さんの優しさが今でも思い出に残って忘れられません。

あと、松本楼の中で、トイレに行くと言って忽然と消えたお客…という事象として語り継がれていないことを祈ります。

ボーナス時にしかこういうお店にこれない私たちにとって、飲み物って何を選べばいいかわからないわけです。

私たちが食事をした時は、ちょうどチーズを前菜として提供してくれていたのですが、夫婦で頭に「？」を出していると、飲み物もそれに合うものを用意してもらいました。

松本楼の店員さんは私たちの「？」が見えるんだ！とか、そんな話題していました。

次々に運ばれる料理に対して、このワインがおすすめとか、デザートにはこのシャンパンを、とか、私たちの「？」を察して提案してくれるサービスは、本当にすごいなーと、感心してしまいました。プロってこういうことですよね。

このおもてなしサービスによって、美味しい料理と、美味しい飲み物と、妻を総出で探してくれたというサービスで、とてもいい思い出ができたレストランでした。

ボーナスも出たことだし、妻と一緒に外食しようかなー、と考えている夫さん！本格的なフレンチを松本楼で味わってみてはいかがでしょうか？

ネットでコースを選んで、予約することができるので、検討してみるのもいいかと。

今はもう、改修工事も終わっていますので、妻がトイレを探しに、日比谷公園の真ん中まで行くこともないかと思いますよ。