妻のイライラを減らすため戦略的にプレゼントをしてみた
戦略の目的は妻と仲良くなることである
結婚前の優しかった妻に戻って欲しい…。 妻とまた仲良くなりたい。
みなさんそう思っていませんか？ 私も、実は、恥ずかしながらそういう状況にありました。
いつになったら前の妻が帰ってくるのか？ 「戻ってきた。黄泉の国から戦士たちが帰ってきた。 続け、戦士たち・シシ神の元へ行こう」って いつになったら言えるのか？
そんなことをいつも考えていました。乙事主みたいに。
しかし、このまま悩んでいてもしょうがない、 このままじゃ祟り神になっちゃう…と思い、 私はひとつの戦略を計画して実行してみることにしました。
この戦略の目的はただ一つ「妻と仲良くなること」であります。
目標としては、「週一回、一時間以上連続で話をする日を作る」こと。
結婚前の彼氏彼女の関係だったときは、 土日になればこんなの当たり前に達成できる目標でしたが、 今ではエベレスト登頂くらい難易度が高いわけです。
マリアナ海溝より深い溝がスタート地点なので、 まず海抜ゼロメートルまでたどり着くかどうか…そういう話です。
普段のスマホでのやり取りさえも
妻：シャンプーない
私：( ﾟДﾟ)ゞラジャ！
です。
昔みたいに、今日のランチの報告や 通勤途中に見たサクラの写真と共に「かわいいサクラ見つけた」報告のような キュンとするやり取りは一切ありません。
これを打破するために、 とりあえず、目標を達成するためのストーリーを 考えていこうという試みです。
戦略と作戦
私の戦略としては、 まぁ約2カ月間かけて「この日はコミュニケーションを取る場なんだよ」 という認識をさせていくことから始めます。
この戦略を遂行するためにいくつか作戦があります。 まずは…
「水曜日はお酒の人作戦」
「妻の悩みに問題解決提案は絶対しない作戦」
「俺ダメなんだ作戦」
の3つです。
はい、とりあえず戦略はこんな感じ。
1・まず、毎週水曜日の夜に妻と話し合う場をさりげなく用意して、 それを定期的に行う。
毎週水曜日にお酒が届くようにします。 「よかったら一緒に飲む？」的な。 プレゼントとは言わずあくまでさりげなく。
銭形警部の「あれー？こんなところに偽札がー。 ルパンを追ってて、とんでもないものを見つけてしまったー。」 くらいさりげなく。
2・水曜の夜はいつもこの人、新しいお酒飲むんだ？ という印象を植え付ける。
これはもう、別所哲也並みのハムの人作戦と名付けてもいい。 酒の人になるわけだ。
3・毎回一緒に飲む？と聞くので、 ちょっと飲んでみるかな…という気にさせる。
ここをクリアでようやく海抜0メートル。 ベースキャンプにすらついていないわけです。
4・一緒に飲むようになったら、 妻の話には「共感」を主体にコミュニケーションをはかる。
悩みを話し出したとしても、解決策なんて一切出してはいけない。 それを出してしまえば、 またマリアナ海溝にしんかい6500で戻る羽目になります。
5・良い感じに話せるようになった段階で 「俺、お前がいないとやっぱダメだわ宣言」をする。
結婚というポツダム宣言、無条件降伏以来の宣言です。 「オレ、妻、オンリーワン」と伝えるのです。 片言でもいい。もうなんだっていい、伝われば。 Tシャツに”お前がいなきゃダメ”ってプリントしてもいい。 それぐらいの気持ちね。
いや、実際そうだからさ。だからこの仲良し戦略を立ててわけだからさ。 なんか、変な汗でるんだけどさ…(;ﾟдﾟ)
はい、 この戦略の目的である「妻と仲良くなる」が果たせると信じております！！
指揮官、俺！遂行部隊、俺とアマゾン！であります。
(`Д´)ゞ水曜日のお酒はアマゾンプライム隊員に任せております！！
戦略における作戦の実行であります
「毎週水曜日にAmazonからよさげなお酒が届く」
作戦初日…「またお酒飲んでるの？毎日毎日飲んでー。」 と言われて終わる。
毎日飲んでいないのに、毎日飲んで、と言われる。
毎日ファミコンばかりして！と、 お母さんに怒られていたことを思い出す。 この時も毎日ファミコンしてないのに言われてたな。
2週目…「またお酒飲んでるの？毎日毎日飲んで！」 と言われて終わる。飲酒日は水金土なのだが…。 水曜日にしか飲まないようにしてみるか。
「水曜日の夜はいつもこの人、新しいお酒飲むんだ？ という印象を植え付ける」
3週目…「毎週、何飲んでるの？」と言われた。 アマゾンからいつも違う箱で届くので、 もう、水曜日にいつも違うお酒を飲んでる人が定着し始めた。 意外にここまで早かったが、 妻には「明日早いから」と言われてまだ一緒に飲んでいない。
「毎回一緒に飲む？と聞くので、 ちょっと飲んでみるかな…という気にさせる」
4週目…「一緒に飲んでもいいよ」と、 なぜか私が許可を得た形に…。
しかし、妻は高倉健さんくらい話さないタイプなので、 一問一答の会話が続く…。「不器用ですから」しかいわないと、 共感も何もないわけですな。
結局、30分くらいで飲み終えて終わるという、 立ち飲みスタイルになっている。 1時間って果てしない。
5、6、7週目まで同じ感じ。 でも、飲みにケーションの時間ができているのは、前進しているに違いない。 山頂アタックはもう少し先か？
「一緒に飲むようになったら、 妻の話には「共感」を主体にコミュニケーションをはかる」
8週目…ついに仕事の悩みを言い出した。 伝家の宝刀「それは大変だったねー。」 「それはつらい思いをしたね。」を抜いたが、 「え？ちゃんと聞いてるの？」と言われる。
(;ﾟдﾟ)ｪ…なんか、ちょっと、WEBに書いてあったことと違うんですけど。 共感が大事って書いてあったのに…。
妻が夫にキレるわけ ～“2800人の声”が語る現代夫婦考～・NHK
9週目…ついに妻との会話が1時間を超える。 2か月…長かった。 来週は山頂アタックにしよう。
「良い感じに話せるようになった段階で 「俺、お前がいないとやっぱダメだわ宣言」をする」
10週目…「毎週話しててわかったけど、やっぱり俺は、妻がいないとダメだわ」 と言ってみた。
妻「そんなこと言っても、あなたが認知症になったら、施設に入れますけどね」
いや…介護のことを見据えた発言ではなかったのですが。
これがうちの愛のカタチです。
10週を終えて…ところでイライラはどうなった？
実は、4週目あたりの妻と30分立ち飲みスタイルから イライラするのが治まってきたように思えます。
何よりも、水曜日に早く帰ってくるという習慣ができたためか、 心なしか水曜は特に機嫌が良かった。 帰宅した時の、あの不穏な空気が流れることがない。
あの背中を纏う、まがまがしいオーラが見えない。
この戦略の良いところは、 早く帰る日を意識的に作れることと、 コミュニケーションの場を作れるところでしょうか。
デメリットは、 毎週プレゼントとしてお酒を選ぶので投資が必要なことですか。
まぁ、色々と改善でき、 妻ともちょっとは仲良くなれたので 今回の目的は果たせたのかな、と思っております。
私のおすすめお酒プレゼントもご紹介
今回の戦略で使われたお酒を含めて、 私のおすすめお酒のプレゼントを紹介しています。
皆様のプレゼント選びの参考になれば、幸いです。