仕事のイライラを家庭に持ち込む妻と話し合った件
夫はとにかく傾聴あるのみなのだ
「あの上司本当に使えないんだけど！」 「最近の若い子って本当に気が利かない。」 「つーか、普通さぁ！」
口を開けば、仕事の愚痴ばかりで、 しかも、そのイライラを家庭に持ち込んで 夫にぶつける妻…大変ですよね。
はい、実は、私の妻も仕事大好き人間でして、 帰ってくれば「使えない中間管理職たち」の愚痴を発しているわけです。 上司は優秀、若い子も優秀…でも中間管理が無能という、 中抜けダメ組織論を延々と話してきます。
ここで、「じゃあ辞めれば？」でも言おうものなら、 夫の頭では処理しきれないほどの妻の怒りの反論があり、 身動き一つとれない状態になってしまいます。 妻は、領域展開、無量空処が使えるのです。
あと、夫がよくやりがちなケアレスミスは、 「つまりこういうこと？」と要約して結論付けようとしてしまうことと、 「こうすればいいかもね？」と解決策を提案してしまうことです。
これはもう、 フリーザ様の逆鱗に触れた時のように 本当の恐怖を味わうことになってしまうわけです。
ちょっと戦闘力が高いからと言って、 戦闘力530000の妻にアドバイスという愚行をしてしまうと、 これはもう、ナメック星ごと消されてしまいわけです。
つまり… 妻のイライラを抑えるためには、 妻の愚痴を親身に聞いてあげる以外方法はないのです。
「それは、大変だったね」「それは、つらかったね。」 この共感の言葉を忘れてはいけません。 妻は共感してもらいたくて夫に愚痴を言っていると言っても過言ではありません。
妻の話をしっかり聞いていますよ、そして、 その辛さを理解しています、という態度が必要なわけですね。
そんなこと言っても、聞くだけだとこっちもツライのですが…
妻の愚痴を延々と聞いてあげて、 共感しなければならないなんて、 精神と時の部屋で修行している時と同じくらいツライじゃないかいっ！と 思っている夫も少なくないかと思います。
確かにずっと聞いているのはツライです。 そして、常に話を聞いていて、共感しなければならないのも結構つらいです。
これはもう、 ずーっとスーパーサイヤ人の状態になって普段の生活を送る修行をしているとか、 全集中の呼吸をずーっと続けて普段の生活を送る修行をしているとか、 そういうことです。
この愚痴を終わらせるためには、 妻に気づいてもらう必要があるわけですね。 その環境から抜け出すにはどうしたらいいか？を。
妻のイライラ環境からの脱却方法について、アドバイスという形ではなく、 常に疑問形で妻自信に考えてもらうような誘導をしてあげる ことを私はよくやっています。
話の内容を聞いて、 それが妻の権限でどうにかできる範囲なのか、 そうでないのかを判断して、疑問を投げかけます。
妻の愚痴を終わらせるための布石
妻自信がイライラいしている問題は、 妻の力でどうにかできる問題なのか、 他の力がないとどうにもできない問題なのか、 まず、妻に気づいてもらうのです。
例えば私の妻がよく言う 「他の中間管理職が無能すぎて、同じ立場の妻に業務が一極集中する」 という愚痴があります。
これを掘り下げてみました。 「それって、勉強会とかしてどうにかならないの？」と。 返ってきたのが、「もうかれこれ1年以上勉強会をしている」と。 しかも、レポートなどの添削もかれこれ半年やっていると。 でも、同じ立場だから言うことを聞かないのだとか。
どうやら自分の力でできる範囲のことはやっているようでした。
もう少し掘下げて、 「部長はどういう対処をしているの？」という問いに関しては、 半年前から1on1で指導をしているとのこと。
ここでお気づきかもしれませんが、 部長もこの中間管理職層が使えないことを把握しているが、 人事権がないのでどうにもならない状況だということ。
つまり、組織を変えることができる力を持っていないと、 解決が長期間になるか、解決しないか、という事実です。
この事実を妻に投げかけたわけですね。 そういう事実があるのでは？と。 あなたの力で変えられる？と。
転職した方がいいとか、 部署移動を願い出るとか、そういうアドバイスしてはいけません。 「今のは痛かったぞぉー！」ってフリーザ様に言われるから。 あくまで投げかけ。気づいてもらう。
まぁ…それでも、 私は何度もフリーザ様から「そんなのわかんないじゃん！」という、 本人はわかっているくせに感情が上回ってキー！ってなる 反撃を食らったこともしばしばあります。
が、冷静になったときに妻が考え直すという、 布石を打てることは間違いありません。
あとは甘い物とかお酒とかの力も有効的だった
「何そんなに怒っているの？まぁ、甘いものでも食べて聞かせてよ。」
皆さんも経験上知っているとは思いますが、 やっぱり甘いものは、女性をリラックスさせるツールなので、 これを使わない手はありません。
甘いものを食べて出る、幸せホルモンのセロトニンの力を借りて 妻のイライラ度を下げながら、話を聞いてあげるのは、 やっぱり効果的ですよ。
甘いものだけでは何の解決策にもならないので、 しっかり夫が傾聴して、疑問を投げかけることを実行するわけですね。
「何そんなに怒っているの？まぁ、お酒でも飲みながら聞かせてよ。」
女性の話を聞くといえば、 お酒を飲みながらとか、結婚する前からよくしていませんでしたか？
結婚してから、改まって一緒にお酒を飲んで話す、 なんてことが少なくなった夫も少なくないと思います。
昔を思い出して、 一緒にお酒を飲みながら、妻がイライラしていることについて 聞いてみるのもいいと思っています。
妻には気持ちよくすべてをしゃべってもらいます。
酔っぱらいすぎると、 問題の切り分けができなくなってしまうので、ほどほどに。 あくまで、目的は、妻の職場のイライラ解消なので。