産後の妻の誕生日プレゼントを奮発して危機的状況に陥った件
毎日赤ちゃんで大変だから奮発したのだが…
初めての子供が生まれたのが4月で、 生まれてまもなくは、二人ともその嬉しさに包まれていました。
しかし、産後クライシスという名の、 危機的状況はすぐさまやってきて、 産後2か月目くらいにはすでにお互い余裕がない状況にまで陥っておりました。
いつまで妻との戦いが続くのか… 夜明けまであと何時間だ…と。 珠世さん助けて、と。
そして、そんな無惨との闘いに終止符を打とうと、 柱である私も呼吸を整えて 拾壱ノ型を繰り出そうと思ったのです。
そうだ、誕生日プレゼントを豪華にしよう。 毎日、ずっと赤ちゃんと一緒にいる妻に、 少しでも喜んでもらうには豪華なプレゼントが必要だ！と思ったわけです。
もうすでに、 子供が生まれてから8か月が過ぎており、 産後クライシスの夜明けまであと一時間を切っていると信じて。
で、産後初めての誕生日プレゼントは、 妻が前からずっと悩んでいたシェルフです。
しっかりした背の低い横置きの棚を欲しがって、 何度も一緒に見に行っては、「うーん、もうちょっと考える」と 言っていたシェルフです。
本当は欲しいのだけど、 少し値段が高かったのもあって、ずっと迷っていたと。
もう、無惨様もさすがに致命傷を負ったかと思いましたよ。 これで産後クライシスから抜け出せると。
「君が欲しがっていたシェルフを誕生日プレゼントに買ったよ。」
しかし返ってきたのは、
妻「あなたは本当に何も考えていないんだからっ！！」
(ﾟДﾟ≡ﾟДﾟ)ｴｯﾅﾆﾅﾆ?
すごい勢いの血気術で切り刻まれました。
あれ絶対「黒血枳棘」。
妻曰く、産後に豪華なプレゼントはいらない
なんだかすごい勢いで 切り刻まれたのですが、夫の私にはなぜ怒られたのがわからない。
もう一瞬でサイコロステーキ先輩になってた私。
なぜ妻が欲しがっていた物を誕生日プレゼントで渡したのに怒られたのか？
それを、ほとぼりが冷めるまで時間をおいて 妻に話しかけてみました。
すると、妻曰く、 「これから子供の育児でお金がかかるのに、何、豪華な誕生日プレゼント買ってきているんだ」と。
「産休で収入も減っているのに、そんな豪華なもの買って、 もし万が一、あなたの会社が倒産して収入無くなったらどうするんだ？」と。
危機管理が、まるでなっていない！ということで、 かなりご立腹だったようです。
え？でも、自分のお小遣い貯めて買ってたらどうなの？
研究者である私は、 ここで疑問に思ったことを妻に聞いてしまった。
「え？じゃあさ、家計のお金じゃなくて、自分で貯めたお金で豪華プレゼント買ったら どうなのよ？」と。
妻「いやいや！論外でしょう！じゃあ、小遣い減らせよって話です。 来月からお小遣い5000円引きでOKってことかね？」
産後クライシスに引き続き、 私の財政が世界恐慌並みの危機にさらされてしまっています。
いや、違うんです。 単純に疑問に思ったことを、口に出しちゃっただけなんです。 だって、研究者って、「なぜ？」から始まるんですから。
え？じゃあ、何あげたらいいの？
「産後の誕生日プレゼントを豪華にすると、業火の炎で焼かれる説」は 私自信で体験しました。はい、仮説は本当でした。
産後の誕生日プレゼントは、かなり繊細です。
下手にサプライズとかしようものなら、 そりゃーもう、業火の刃で斬りつけられます。 弐ノ型 昇り炎天に注意です。
じゃあ、どうすりゃいいのさ？って話ですが、 そこのところ、妻に聞きました。
妻曰く、 「何より自分の時間が欲しい」と。
朝から晩までずっと子供と一緒で、 しかも、数時間おきに子供にミルクをあげないといけないし、 買い物だっていつも一緒だし、 だから、ひとりの時間が欲しい、と。
私も、会社に行っている身とはいえ、 料理もそれなりに作れますので、 家事については、それなりにやっていました。
しかし、 妻をひとりにする時間を作ることは、 確かに抜けていた気がします。
彼女には、 自分の時間がなかったのです。
ということで、妻曰く、 子供の面倒を夫が一日見てあげるようなプレゼントとかが一番いいのだと 言っておりました。
会社では私の工数 1時間あたり12000円なんですが、 8時間だったら…とか言ったら、 また怒られるんだろうな…と思って、 「わかりました！」と一言だけ妻に伝えました。
産後クライシス時の私のおすすめプレゼントは？
とはいえ、何もプレゼントしなかったら、 一生「あの時誕生日プレゼントくれなかった」と、言われそうです。
だから、 私のおすすめプレゼントは、物ではなくて、 花束と一緒に、「子供を一日お守します券」を推しちゃいます。
お花を喜ばない女性に会ったことがありますか？ 妻だって例外ではないはず。
ぜひとも時間と一緒に花束のプレゼントも 検討してみてはいかがでしょう？
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