出産直後の妻にプレゼントを贈るならなんだったのか考察してみた
病院にいる時は穏やかだった妻
出産直後の妻は、 まるで三蔵法師かのように穏やかで 背中から謎の光が出ていました。
効果音は「パァァー」です。
赤ちゃんは病院の看護師さんが管理をしてくれて、 出産直後の妻に負担をかけないように 別室で寝ています。
ミルクをあげるために、 定期的に妻のもとへ赤ちゃんが連れてこられて、 飲み終わると再び赤ちゃんは別室で眠っていました。
夜も予め母乳を準備しておくことで、 看護師さんが赤ちゃんに与えてくれて、 妻はまとまった睡眠が取れていました。
そのため、 妻の回復も早く、そして何より機嫌も良く、 産後クライシスって都市伝説なんじゃないか？ と思っておりました。
だから、 退院日には妻の好きだった美味しいお肉をプレゼントして、 お家で静かに食べた覚えがあります。
この時の効果音は「ほわぁ～」です。
妻は終始穏やかで、 いつもの「美味しいお肉だったら普通これ選ぶでしょう？」的な あのくだりはありません。
それどころか、 「あなたって本当に優しいね」という言葉までもらったことを記憶しています。
いつもなら、 「あなたって本当に私のこと見ていないんだから」系の 爆発系魔法をお見舞いする妻ですが、 今日はベホマです。超回復しています。
産後クライシス都市伝説を確信した瞬間でした。
病院から家に帰ってきた時にあったら嬉しいものを聞いた
今回、私は妻の退院日に合わせて 出産おめでとう和牛をプレゼントしましたが、 実際、妻はこういうとき何が嬉しいのかを直接聞いてみました。
妻曰く、 特に欲しいものはないらしく、 美味しい和牛も気持ちがこもっていたので嬉しかったと。
しいて言うなら、 家に帰ってきたときにテーブルにお花が飾ってあると、 色々配慮してくれたんだなぁとか思うかもしれない、と。
しいて言うならなので、 あってもなくてもいいようです。 そもそもプレゼント自体なくてもいいようです。
「いやホントに、気持ちだけで十分です。」 とは言っておりましたが、 ここは夫の株を上げるチャンスです。
もし、次回、出産の機会があれば、 食卓にお花を飾っておこうと心に刻みました。
効果音は「シャキーン！」です。
(｀・ω・´)決意ｼｬｷｰﾝ
産後1か月は何よりも睡眠時間が欲しかったらしい
退院から一週間… 妻の余裕がなくなってきてしまいました。
2時間おきに母乳をあげなければいけない妻は、 常に寝不足状態になり、 言葉数も少なくなってきました。
私は会社があるので、 悪いと思ったのか寝室を別にしてくれて、 夜のミルクは妻が一人で頑張ってくれていましたね。
このころ私ができることといえば、 家事の一部と、おむつ変えることと、 寝かしつけだったので、低いスキルを駆使して 妻をサポートしていましたかね。
それでも余裕がなくなった妻は、 「あなたはいいわね…」という、不穏な呪文を唱え始めたので、 あー、産後クライシスは都市伝説じゃなかったと実感し始めました。
効果音は「ゴゴゴゴゴ」です。
ジョジョ風です。スタンド現れ始めました。
おそらくこのころ、 妻が一番プレゼントして欲しかったのは、 睡眠時間だったのだと思っています。
休み前の金曜日、土曜日は、 私と赤ちゃんだけで寝るとか？そういうことが必要だったのか？ と考えましたが、多分拒否されるんだろうな。
女性は赤ちゃんの泣き声に敏感に反応できる 能力を持っているようなのです。
男性は、この赤ちゃんの泣き声が聞こえないで 寝続けてしまうこともあるようなのです。 退院日に医者からそんな話を雑談で聞きました。
会社で疲れている私を気遣って別室に寝るくらいですから、 私と赤ちゃん二人なんて、まずさせないだろうと。
もしくは、 赤ちゃん泣いているのに寝続けられたら たまったもんじゃない…の方かもしれませんが(´・ω・｀)
常にイライラしていたのでプレゼントなんていらんわ！となっていたらしい
そんな余裕がなくなって、 いつもよりイライラしている妻を見兼ねて、 改善しようとして 「何か欲しいものある？よかったらプレゼントするよ？」と 声をかけてしまいました。
すると、「いや、プレゼントとかいらないし！」と。
「というか、洗濯物、白物と色物一緒に洗わないでって言ったじゃん！」と。
こ、これが産後クライシスか、と。
「というか、…」って全然関連性ないし。
「そもそも、これから育児にお金かかるのに、 プレゼントとか買ってくるかね？普通。」と。
もうあかんやつです。 あたふた夫にイライラ妻です。 イライラ棒くらい攻略が難しい。
多分、効果音は「ズギューーーン！」です。
もうここから1年くらいは 夫婦の仲はあまり良くなかった記憶しかありません。
多分、仕方のないことなのかと思っています。
時は流れて数年後、妻とこの時のことを話しました。 妻曰く、 この時は、夫の存在自体にイライラしていたとのこと。
そして、イライラしている自分に対しても イライラしていたらしいです。
対処法は、 なるべく距離を置いて、しっかりサポートする。
サポートしたことに批判があったとしても、 ひたすら耐える、でしょうか。
はじめの一歩で言うと、 宮田や板垣みたいなアウトボクサーがいいと。
まとめ
ということで、まとめです。
出産後、退院して家に帰ってくるときに リビングのテーブルに花でもあると、夫の株が上がるよ。
産後1か月くらいは、 何よりもまとまった睡眠時間が取れるような配慮が必要だよ。
産後1年以内は、 夫の存在自体にイライラしているので、 プレゼントとかではどうにもならないよ。
この期間は、妻をしっかりひっそりサポートして、 イライラしてたら、ホルモンバランスで仕方ないんだと言い聞かせて、 耐えることも必要だよ。
お家の中にさりげなく花を飾ってみるという提案
子供が生まれれば、 産後クライシスを向かえるのは仕方のないことです。 誰もが通る道です。
いつも穏やかだった妻が、 スーパー母ちゃん3になって、戦闘力が跳ね上がります。
そんな時におすすめなのは、 さりげないお花のプレゼント。
何も言わず、 玄関やリビング、ダイニングにお花を飾って 妻にプレゼントするのはいかがでしょう？
皆様の産後クライシスのダメージが 少しでも緩和されることを祈ってこの提案を贈ります。
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